ネロとパトラッシュのふるさとを訪ねて
ベルギー・アントワープ紀行 
Antwerp in Kingdom of Belgium.


★アントワープ インフォメーション★

ベルギー、アントワープ州の州都でベルギー第二の都市。
首都ブリュッセルからは50kmほど北のフランドル地方に属する。
アントワープは英語読み。地元では、あんとうぇるぺんAntwerpen
と、発音するのが正しい。
世界最大のダイヤモンド取引量を誇り、あちこちにダイヤモンドの
ショップを見かけたのが印象的。
我々日本人には、アニメ「フランダースの犬」の舞台としての知名度が大きい。

★ベルギーへのプロローグ★

私は、ドイツの他にベルギー・アントワープに行くことにしていた。
この日記は、3月26日。
ケルン中央駅から、フランス・パリ行きの国際特急・タリスに乗り込む。

途中の、ブリュッセル南駅で降りて、アントワープ行きのローカル列車に乗り換える予定。
タリスはケルンから2時間少々でブリュッセル南へ。
そこから無事にアントワープ中央駅行きに乗り換え、アントワープ着。

当日は駅前のホテルにチェックイン。(写真右は、アントワープ中央駅)

観光は翌日まわしで、とりあえずはおやすみなさい。

2006年3月27日

★道案内は大阪弁★

起きて朝食後、メイク開始。
ホテルは二泊なので、荷物は置いたまま。
貴重品とカメラ・ガイドブック・ミネラルウォーターを持ってお出かけ。
スカートにしたかったけど、安全面や行動面を考えてアンサンブルニットにGパン・スニーカー。
腰には、ウエストポーチ。
ウエストポーチにスカートって、似合わないからね。
可愛いお洋服を着たいけど、仕方ないか(^^ゞ

まずは中央駅構内にある観光案内所で、市内交通(バス・地下鉄・路面電車)
の、一日乗車券を購入(5ユーロ・700円)
これで、駅前から中心部に向かうため地下鉄に乗る。
中央駅といえど、実際は市内中心部からは3キロほど離れている。
地下鉄の駅でガイドブックと地図をにらめっこしていると、
「今からアントワープに行かれるんですか?」
へ?日本語?
観光でやってきたという若い女性から声がかかった。
「私もね行ってきたんですよぉ〜」
「地下鉄はここから乗って、GROENPLAATSで降りれば中心部に行けますよ」
「そうそう!観光パンフレットあげますよ。私もういらへんし」
ありがとうございます!
彼女も大阪弁。異国の地で、思わぬ助け舟をもらった。
ありがとう!感謝。
ということで、地下鉄に無事乗って市内中心部へ。
地下から上がった私を迎えてくれたのは、フルン広場のルーベンスの像と、ノートルダム大聖堂。
けど、こちらはあとから観光することにして・・・
まずは、路面電車でホーボーケン村に向かった。
そう、フランダースの犬 ネロとパトラッシュのふるさとだ。


★テーマソングは、よあけのみち★

朝になってからずいぶんと時間がたっている。
今朝はミルク色の夜明けだったかどうかはわからない。
でも、私の目前にはホーボーケンに伸びるまっすぐな道がある。
忘れないよこの道をパトラッシュと歩いた、遠いと遠い道を。
私は路面電車に乗ってだけど。
気分はネロとパトラッシュだ。

電車で約20分。
終点のホーボーケン村Kioskeplaatで下車。
いよいよ、ふるさと散策だ(^^)

<駅前で衝動買い>

駅前広場では、朝市が開かれてた。
何げなく散策。
新鮮な果物や野菜。日用雑貨が売られていていい感じ。
お洋服もあった。可愛いスカートやトップスもあったし。
上手く好みとサイズが合えば掘り出し物があるかも?
私はアクセサリーを売ってる露店で足を止めた。
いつも付けているネックレスを日本に忘れてきたのだ。
正直、胸元が寂しい。
7ユーロ均一!(800円くらい)の看板に引かれ、シルバー ネックレスを衝動買い。
店員のお姉ちゃんに、すぐ使うから、と言って包装を解いてもらって現物のみをもらった。

早速付けてみていい気分で観光へ。
衝動買い。だけど、安くていい買い物だったと思うよ。


<ネロとパトラッシュに会う>

ホーボーケン情報センターにお邪魔する。
ここには、ネロとパトラッシュの像があって、中はフランダースの犬に関する
情報やグッズが溢れている。
日本人も多数訪れる場所だけあって、受付のお姉さんも日本人慣れ。
すぐに日本語パンフレットを出してくれた。
お手洗いも気安く貸してくれたし。(日本語で書いてある)
記念撮影も、快く引き受けてくれた。


1キロほど歩いた場所にある、アロアの家の風車のレプリカも見て。

ホーボーケン散策は終了。
フランダースの犬に出てきた、あんな雰囲気は微塵もないけど。
けど、あの物語の舞台を満喫することはできた。
再び路面電車で、市内中心部へ戻ることにした。

★ノートルダム大聖堂で、ルーベンスに会う★

どちらかというと、ホーボーケン村よりこちらの方が舞台としての見所が多いと思う。
ネロが憧れたルーベンスの絵。
彼が亡くなる間際にやっと見る事が出来た、キリスト降架をはじめとする三連祭壇画が飾られている。
フランダースの犬の物語のころは、見るためにはお金が必要だったらしい。
今は、拝観料2ユーロを支払えば、誰でも好きなだけ見る事が出来る。

左の写真は、フルン広場にて 
ルーベンスの像とノートルダム大聖堂

大聖堂を入ると中央に、聖母被昇天 左側にはキリスト降架 右側にはキリスト昇架 
しばしため息・・・
写真撮影は禁止じゃないけど、あえて撮らなかった。
自分の目に焼き付けたかったから。
彼も、この絵を目に焼き付けてパトラッシュとともに旅立ったのだろう。
あのとき、天使達が迎えに来たのはここらへんだったのな・・・ なんて物思いに耽ってみる。
私は芸術のことはわからない。
ルーベンスも、今回の旅行を計画してフランダースの犬をもう一度見直して、
そして改めて調べたのだ。
フランダースの犬のアニメは何度も見ているはずだけど、
アントワープがどこにあるのかも知らないくらいだったし。
オープニングにでてきた、あの大聖堂はここだったのかと。
ホンモノに出会えた感激は大きくて、もっとちゃんと見ておけばよかったと後悔・・・

メッセージノートには、世界中の人々の記帳が

ノートルダム大聖堂のあとは、おじいさんとネロが村の人々から 集めた牛乳を売ったとされる
牛乳市場・ミルクマルクトを見る。


そして、ネロの絵が審査されたアントワープ市庁舎も。


時間があったので、海沿いでてみた。
そこで目に飛び込んできたのは、フルン広場から見るのとは違う
美しいノートルダム大聖堂の姿が。


アントワープに来て良かった・・・
そう思った瞬間だった。

★旅の終わりは、ベルギービールに酔う★

アントワープ中央駅に戻った私は、夕食を食べるため別のホテルのレストランに入った。
テーブルにあったメニューには、オランダ語らしき文字が。
殆ど読めないので、ここは白旗を掲げて降参。
店員さんに英語のメニューを持って来てもらって品定め。
写真やサンプルなんてもんはないので(あれは日本独特だね)
ある意味バクチを打つ感じで注文した。
モノはともかく、量が多かったりするのよ。
大食いのしおりんでもしんどいときがあるからね。

ということで、生ビールを頼んでお食事とする。
またこのビールが美味しくて・・・
気がつけば、三杯も飲んでいた私。
女一人、レストランでビール三杯。

アジア女の一人旅に興味を持ったのか、隣席のほろ酔い加減の おじさんが何やら声をかけてくる。
「美味しいか?」
って感じかな。
オランダ語かフランス語か。全然言っている事がわかんなかったけど。
絡んできたりするわけじゃなく、その人はその人で気持ちよく飲んでいたのでなにより。
最初から最後まで、いい思い出ばかりのアントワープになった。
私の中の思い出は、ダイヤモンドの輝き以上のものになったと感じている。

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